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2006.05.24 Wed
「他人を見下す若者たち」
センセーショナルなタイトルです。「自分のことかな?」とか「あいつのことかな?」と思わされました。心理学者である速水敏彦による、最近の若者の心理に対するデータ収集とそれに対する解釈(意味づけ)がこの本の内容です。

 未来の希望と可能性に満ちたヒト、志を持ったヒト、自尊心のあるヒトというのは、古今老若男女を問わず、尊敬に値するヒトだと思います。また逆に、そういった感覚をあまり持ち合わせないヒトも多いと思います。

 問題は、他人のことをどうとらえるかです。実際に能力があり、仕事や学業で結果を残しているヒトでも、他人のことに敬意を払うことは重要なことです。筆者の主張は、最近、大した志もなく、努力もせず、仕事や学業で結果も出せていないヒトが、他人を見下すことによって「仮想的有能感」を得て、自己満足しているケースが多いということです。つまりは、「ごまかし」ですね。これは、人間の自己防御機構なのかもしれません。「ヒトの不幸は蜜の味」という感覚も似たようなものだと思います。「生き方上手」などで有名な日野原重明氏も「医者は不幸な患者を診ることで自分が安心するところがある。」といったことを述べています。

 この本で抜け落ちているファクターがあるとすれば、ヒトの心理は絶えず変化するという点と、ヒトの感情はたくさんの感情の入り混じったものである点だと思います。上を向いて、高いところを目指してがんばる向上心というのはいいものですが、失敗もあれば、落ち込むこともあります。向上心がゆえの挫折もあるでしょう。そんな時は、上手くいっていないヒトを見たり、周囲と自分を客観的に見ることができたら、気持ちが楽になるかもしれません。これは「見下す」という感覚とは違います。

 筆者がいいたいこと、そして私自身も思うのは、志も持たず、努力もせず、客観的な評価から目を背けて、自分だけの世界やごく小さなコミュニティーの中だけで、【慢性的に】他人や弱者を見下すことによって「仮想的な」優越感を得て生きていくのは病的状態ではなかろうか?ということです。また、ヒトから責められて反論もせず、自分自身をも蔑み、他人も見下しというのも不健全な状態ではなかろうか?

 人間にとって自己満足は大事ですし、自尊心ももつべきだと思います。そして他人と自分を比較することは誰もがすることです。しかし問題提起されているのは、昔は「友達と接することで、なんらかの評価を受け、自分の特徴を知り、自我が形成されていくことが多かった」のに対し、最近は「友達と接する時間が少なく、そのため他人から評価をうけることが減り、仮想的有能感をもつ若者が増えた」ということです。

 少し観点が変わりますが、「嫉妬」という感情が2種類に分けられると述べられています。「嫉妬」とは「相手のほうが優位にいたり、満たされている状態にいるのを体験した時に感じる不快な感情」と定義されています。また「嫉妬」は「向上心」の裏返しであるとも言われています。「ジェラシー(Jealousy)型の嫉妬」とは、その不快感をばねにその相手に勝ちたい、見返してやろう、超えたいとか、その悔しさをバネに自分を高めようとするというようなポジティブなものです。これに対して「エンビー(envy)型の嫉妬」とは、その不快感のために相手に激しい攻撃性を持ったり、相手を貶めたいと思ったり、相手が何らかの不幸な状態になると嬉しくなるといった感情だそうです。通常、両方の感情が入り混じっていることが多いと思いますが、最近、エンビー型の嫉妬の感情の割合が大きくなる傾向にあるようです。

 今と昔、若者と年配者という分け方だけでは物事は語りきれません。「他人を見下し、仮想的有能感を得る」傾向は、全ての若者にあてはまることではありませんが、最近の一つの傾向であり、特徴であるようにも思えます。

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読書・思想    Comment(4)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
はじめまして Posted by ilios
はじめまして。履歴より参りました。
たいへん深い、客観的な考察だと思いました
僕のブログとは雲泥の差です(笑)。
2006.05.24 Wed 11:07 URL [ Edit ]
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2006.05.24 Wed 11:34 [ Edit ]
【いりおすさんへ】 コメントありがとうございました。 Posted by たかぼうず
18歳なんですね。さすがに頭が柔らかい。ブログの写真、綺麗ですね。
さて、2つ目のコメントのご指摘により、「療法→両方」に修正しました。
次に、「仮想的有能感」を持つ若者は、社会情勢により必然的に増えたのだろうから、「病的状態」「不健全な状態」ではないという見方ももっともです。もう少し、考えて見ます。
まずはお礼まで^^
2006.05.24 Wed 17:51 URL [ Edit ]
管理人のみ閲覧できます Posted by
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2006.06.09 Fri 00:46 [ Edit ]

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