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2006.05.14 Sun
「国家の品格」 藤原正彦著
武士道精神を教わった時代のヒトは、団塊ジュニアの僕とはずいぶんと感覚が違うと思いました。しかし、言いたい事はよくわかったし、日本を良くしたいというその情熱は伝わってきました。いくらか極端な表現と感じたところもありますが、そのほうがインパクトがあって心に響きますもんね。なんせ国際経験豊かな数学者で、語学もスポーツもできるとなれば何を言っても説得されてしまう。
 とにかく日本人の感情として、切なさ、侘しさ、他人を思いやる気持ちなどが大事と言うことでした。おそらくそれは敗戦の体験からそういう感情が生まれるんだと思います。私個人を鑑みても、何かに失敗したり、負けたり、挫折したり、そういう経験をしてこそ弱いヒトの気持ちが分かるようになったと思います。なんでもうまくいっているとヒトの気持ちなんか分からないと思いますね。
 それと、古文、漢文が大事と言われましたが、正直言って高校生の時はあまり好きにはなれなかったなあ。いま、いい形で再会できたら、あらゆる文学も古文も漢文も楽しめるかも。あのころよりはいろいろと経験をしたから。
 何度かホームステイや旅行、学会で海外に行って思うのは、英語ができても話ができないということ。話すネタがないんですよね。考えてみたら日本語でも話すネタがない。だから、日本語で普段から日本の文化や歴史、時事的なこと、いろんなことに興味を持って話していないと、急に海外に行っても英語でそれができるはずがない。
 やはり、自分、家族、知人・友人、地域、国に対する愛をもつことが大切で、その結果として知識が増え、考え構築され、文化的な会話ができるという流れが大事かな。

国家の品格
国家の品格
藤原 正彦 (2005/11)
新潮社

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テーマ:本の紹介 - ジャンル:学問・文化・芸術
読書・思想    Comment(1)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
「国家の品格」の詳しい書評 Posted by たかぼうず
「国家の品格」の詳しい書評を見つけたので、URLを貼っておきます↓
http://mukasitaketake.blog21.fc2.com/blog-entry-260.html
2006.06.09 Fri 09:37 URL [ Edit ]

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